中古のWatchGuard Firebox にPPPoE接続の設定をします。 フレッツ光を契約してレンタルしているルーターの機能を停止し、Firebox経由でインターネット接続するように設定を変更します。
■前提条件
・WSM(WatchGuard System Manager)をインストールしたパソコンがあること。
インストールしていない場合は、「01-中古のWatchGuard Fireboxを使う (WSM編)」を読んでインストールして下さい。
・PPPoE接続に必要な「ユーザーID」、「パスワード」が分かることが絶対条件です。
※この手順では、現在使用しているルーターのPPPoE設定を削除します。
もし、お手元にフレッツ光を契約した時にソネットやNiftyなどのISP(Internet Service Provider)からユーザーID、パスワードが書かれた契約書類無い場合は、見つけてからこの手順を実施して下さい。
または、ご自身でパスワードを変更している場合は、そのパスワードが分かることを前提にこの手順を実施して下さい。
・ルーター機能の停止設定は、「PR-400MI」を対象としています。
その他のルーターでは設定方法が異なる可能性がありますのでご注意下さい。
・「PR-400MI」以外でも、「PPPoEパススルー」機能を持ったルーターなら、ほぼ同じ手順でルーター機能を無効化できます。
Fireboxの設定から開始します。
1.WSMをインストールしたパソコンのスタートメニューを開き、「WSM」を起動します。
2.「デバイスに接続」をクリックします。
3.初期化時に設定したFireboxの「IPアドレス」と、「status」ユーザーのパスワードを入力し、【Login】をクリックします。
4.「Policy Manager」をクリックします。
5.「ネットワーク」-「構成」を選択します。
6.「インターフェイス」タブを選択します。 「External」を選択し、【構成】をクリックします。
7.「External」の設定画面を下にスクロールします。 「PPPoEの使用」にチェックを付け、「ユーザー名」、「パスワード」を入力し、【OK】をクリックします。
8.「External」のIPv4アドレスが、「PPPoE」に変更出来たことを確認し、【OK】をクリックします。
9.「Fireboxに保存する」をクリックします。
10.「admin」ユーザーのパスワードを入力し、【OK】をクリックします。
=>例として、「admin」ユーザーのパスワードは「readwrite」としています。
11.【保存】をクリックします。
12.【はい】をクリックします。
13.【OK】をクリックします。
14.「X」をクリックし、「Policy Manager」を閉じます。
15.スタートメニューを開き、ブラウザ(Microsoft Edge)を起動します。
16.フレッツ光を契約したときに設置されるルーターの管理画面にログインします。
=>ログイン方法やIPアドレスは、ご利用のルーターの説明書等をご確認下さい。
17.「詳細設定」-「高度な設定」を選択し、「ブリッジ設定」内の「PPPoEブリッジ」にチェックを付けます。
18.「高度な設定」画面を下にスクロールし、【設定】をクリックします。
19.「基本設定」-「接続先設定(IPv4 PPPoE)」を選択し、【削除】をクリックします。
=>※この操作を続けると、このルーターはインターネットに接続出来なくなります。
必ずISP(Internet Service Provider)から送付されたユーザーID、パスワードが分かる状態になってから、この作業を続けて下さい。
20.【OK】をクリックします。
21.【OK】をクリックします。
22.【設定】をクリックします。
23.【OK】をクリックします。
24.ブラウザを閉じます。
25.WSMを表示し、「Firebox System Manager」をクリックします。
26.「トラフィックモニタ」タブを選択します。 検索キーワドに「pppd」を入力し、【Enter】を押下します。 「CHAP authentication Succeeded」と表示していることを確認し、【X】をクリックします。
「pppd」のログに「rcvd [CHAP Failure id=0x1 “Authentication failed”]」、「CHAP authentication failed」が表示されている場合は以下の内容を確認して下さい。
=>対策方法
対策1:PPPoEの設定画面に入力したユーザーID、パスワードに誤りがある可能性がるため、もう一度正しい情報を入力して下さい。
対策2:現在まで使用していたフレッツ光のルーターの管理画面にログインし、PPPoEの設定が削除されていることを確認して下さい。 合わせて「PPPoEパススルー」の設定が有効になっていることも確認して下さい。
対策3:フレッツ光のルーターを再起動して下さい。 ルーターの電源を抜いて、1分後の電源を挿入して下さい。
27.Firebox経由でインターネットに接続出来たらPPPoEの設定は終了です。
—– お疲れ様でした。これでFireboxを直接インターネットに接続する設定は終了です。 —–
次は、Fireboxに無料のDDNSサービスを登録してドメイン名を取得する方法をご紹介します。
「06-中古のWatchGuard Fireboxを使う (DDNS:Dynu.com編)」